胆振東部地震 震度6強 むかわ 文京 H様邸検査 及び近況報告、非常用電源の備えについて


2018年9月28日
震度6強 むかわ文京のH様邸の震災後の点検を行いました。
お引渡しは2011年、ご入居後にソーラー発電システムの設置を承り、施工済みのお客様です。

 

H様のお宅に向かうにつれ、倒壊した建物をいくつもお見受けしました。 むかわ町が受けた打撃は並々ならぬものと思い知らされつつ、H様邸に到着。

幸いH様邸は基礎・外壁・開口部・諸設備いずれも震災の影響を免れる事ができておりました。 心配していたソーラー発電システムも順調に稼働しており、ひとまず安心致しました。

 


 

残念ながら、内装は壁面、窓台など数か所が被害を受けました。 大きなテレビ台やリビングボードが倒れ、H様邸の広いリビングルームのなかで動き回ったようです。 揺れの強さをうかがい知る事ができます。

 

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この震災に際して、官公庁から近々『罹災証明書』が発行される事をH様から教えていただきました。 急を要しない修繕については、その証明書が発行されるのを待って、一つ一つ片づけていくのが望ましいかも知れません。

 

また、一階に大きなお部屋のある邸宅の場合、床下の支持材の点検も行う必要があるでしょう。 H様邸には20帖を超えるリビングがあります。 今日は、H様自ら床下に入っていただき、点検が必要な部位の確認を一緒に行っていただきました。 ありがとうございました。 この部分の点検・調整作業は、装備を整え、また日を改めて行います。

 

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最後に、H様から非常用電源の備えについてお話を聞かせていただきました。

H様邸の場合、停電への備えとして力を発揮したのがソーラー発電システムの非常用コンセントでした。 今回の停電であらためてその有用性を確認する事ができたとお伺いしました。

しかし停電時に非常用コンセントを活用するためには、一度メインスイッチを切るなどいくつかの復旧操作が必要です。 今回の停電では、息子様がスマホで手順をお調べになり無事復旧に至ったと、H様は嬉しそうに語ってくださいました。

また、夜間にはマイカーに備え付けた地デジ対応TVと、シガーライターソケットにアダプターを差し込んで行うスマホの充電がとても役に立ったとお伺いしました。 最近は、クルマでTVを見られるようにするのは新車購入時の常識的なオプションになりつつありますが、実はこんな時にこそ存在感を発揮する必要装備なのかも知れません。 また、車載用のスマホ充電アダプターもかなり重要なアイテムなのだと気づかされました。

 

海岸線が近い住まいの場合、震災時に最も注意しなければならないのは、ニュースから得る「津波情報」です。

H様は、ご家族の安全のために震災直後から油断することなく、目まぐるしく速報されるニュースを見逃さないようにしておられたそうです。 それはH様が普段から、非常用電源の備えをしっかり整えておられたからこそできた事だと思います。

とても勉強になりました。

震度6強 むかわ 文京 H様邸検査 及び近況報告、非常用電源の備えについて


平成30年北海道胆振東部地震、台風21号により被害を受けられた皆様に、心からお見舞い申し上げます。
被災地の一日も早い復旧・復興を心よりお祈り申し上げます。
神出設計グループは、被災された皆様に少しでもお役に立つことを目指し、厚真・むかわ・早来地区において、当社で建てていただいたお客様の建物を無償で順次点検させていただいております。

今回の点検作業やH様のお話が、他の皆様のお役に立てば幸いです。 内容の公開について「みんなの役に立つなら!」と快く承諾してくださったH様、ありがとうございました。

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花園展示場

営業部係長
太田 聡

胆振東部地震 震度6強 むかわ穂別 栄 F様邸検査 及び近況報告、近隣みんなが寄り添い不安を克服

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2018年9月28日

今年7月にお引渡ししたばかりのF様、今日は震災後2回目のご訪問です。 震災直後には取るものもとりあえず駆けつけましたが、今日は建物の様子をしっかり検査するために改めてお伺いしました。

むかわは震度6強と発表されています。 でも、地震情報がより詳しく報道されるにつれて、この穂別栄地区は公表された震源から1km程しか離れていない場所だという事がわかってきました。 震源に向かう道道59号線の峠道はいまも通行止めのままです。

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想像を超える揺れに見舞われた9月6日

電気や水道が止まり、道路も寸断され孤立化する中、F様のお家には近隣のお友達がたくさん集いました。 身を寄せ合い、お互い助け合いながら不安な数日間を乗り越えたと、当時の状況を語るF様。 F様邸は事実上の「避難所」となり、皆を支えたそうです。

そんなお話を聞くにつけ胸が熱くなる思いでした。

 


 

タンスなどの家具が倒れて内装にいくつかの傷を被った事を除けば、建物は7月にお引渡しした時のまま健全な状態を保っていました。

冬を迎えるにあたりいちばん気になる暖房設備も健在で、給湯や暖房の心配もありませんでした。 給湯・暖房ボイラーには貯水タンクのない軽量なLPガス仕様のボイラーを採用していただいたのが幸いしたのかも知れません。 ただ、エアコンの室外機が揺れの影響を受けたので、今は垂木で応急処置をしています。

もうひとつ、F様が「とても有難い」とお感じになられたのは、食器棚の耐震ロックだったそうです。 激しい揺れの最中、食器棚の扉がしっかりとロックされ、お皿やカップなどの割れ物が飛散せずに済みました。

お引越し直後の地震、家財のお片づけは大変だとお察しします。

何かお手伝いできることがあればお申し付けください! という私にF様は暖かな笑みを浮かべてくださいました。

 

 

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気になるのは、建物の周りの表層土の動きが著しい事でした。

建物は堅牢な基礎のおかげで沈下や傾きを免れましたが、建物の周りの表層土が激しく揺れ動き、基礎周りの一部で10cm程の沈下が生じていました。

揺れの凄まじさをお察しする事ができます。

このまま冬を迎えると基礎に悪い影響が出るかもしれません。この部分は寒くなる前に埋め戻していただく必要があるでしょう。 他にも同様の状況に見舞われているケースが考えられます。 他のお客様のお宅におうかがいした時にも注意して見るようにしたいと思います。

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震度6強 むかわ穂別 栄 F様邸検査 及び近況報告、近隣みんなが寄り添い不安を克服


平成30年北海道胆振東部地震、台風21号により被害を受けられた皆様に、心からお見舞い申し上げます。
被災地の一日も早い復旧・復興を心よりお祈り申し上げます。
神出設計グループは、被災された皆様に少しでもお役に立つことを目指し、厚真・むかわ・早来地区において、当社で建てていただいたお客様の建物を無償で順次点検させていただいております。
何かお困りのことなどありましたらご相談ください。

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花園展示場
稲垣 未散

胆振東部地震 震度6強 早来町 M様邸検査 及び近況報告、基礎と地面の間にできた隙間にはご注意願います

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2018年9月27日

ちょうど10年前にお引渡ししたM様をお伺いし、お住まいの検査を行わせていただきました。

9月6日、震度6強、早来のこの辺りは震源地とほぼ同等の揺れに見舞われました。

「その時の事はほとんど思い出せない」とのM様のお言葉、とても重く感じました。

 


 

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まず、基礎と外壁の様子を拝見いたしました。

外壁の歪み・剥がれ・変形などは見受けられませんでした。

建物基礎においても沈下はなく、基礎コンクリート部分のひび割れも皆無で、まずは「ホッ」っと胸をなでおろしました。

しかし、基礎の周りに5cmから10cmの隙間が発生していました。

地中深くから杭でしっかり固定された建物は揺れに打ち勝ったようですが、その周りの表層土が大きく揺れ動いたようです。 このまま冬を迎えると基礎に悪い影響が出るかもしれません。

寒くなる前にスコップ等で埋め戻していただくようお施主様にお願いしました。

M様は快くご了承され、「同じ状態になっているお宅もきっと多いはずですから、ウチだけでなく他の皆さんにもお伝えいただけませんか?」と仰せになりました。

 

 

 

次は室内の建具の様子を拝見しました。

玄関ドア、窓、木製ドアを開け閉めして、建物に変形がないかどうかを調べました。 幸い、どの開口部も扉の開閉はスムーズで異常は認められませんでしたが、壁に数か所の穴や傷が見受けられました。天吊りの照明器具がぶつかる事により生じたもののようです。 まさに、想像を超える揺れだった様です。 内装の補修はともかくとして、器具の取り付け金具の点検と増し締めを行いました。

 

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とても残念な事は、ボイラーが使用不能になった事でした。

ボイラー本体が変形して10cm以上前に傾いてしまいました。 この狭いボイラースペースで、自重400㎏程の満水状態のボイラーが暴れ動いたようです。 このボイラーは交換しなければなりません。 もう10月になるので暖房が必要になるまであとわずか。 時間がありません。 早速メーカーや設備工事業者さんに連絡を取り、納期の確認をしたところ、オール電化仕様・LPガス仕様(北海道エアウォーター社の「ヴィヴィッド」)・灯油ボイラー仕様、いずれのボイラーの場合も10月中には作業完了できる見通しがたちました。 M様には、とりあえず安心していただく事ができました。

 

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最後に床下点検口から各配管の様子を点検しました。 ここは震災直後に当社の設備工事技術者が駆けつけ処置した部分です。 ボイラーの中の水を抜き取り、ボイラーに水がいかないように専用部品で配管をバイパスし、他の水栓が使えるように処置されています。 しっかりした作業の様子がうかがえました。

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震度6強 早来町 M様邸検査 及び近況報告、基礎と地面の間にできた隙間にはご注意願います

平成30年北海道胆振東部地震、台風21号により被害を受けられた皆様に、心からお見舞い申し上げます。
被災地の一日も早い復旧・復興を心よりお祈り申し上げます。
神出設計グループは、被災された皆様に少しでもお役に立つことを目指し、厚真・むかわ・早来地区において、当社で建てていただいたお客様の建物を無償で順次点検させていただいております。
何かお困りのことなどありましたらご相談ください。
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工事部 係長
伊藤 秀則
2級建築施工管理技士 無添加住宅アドバイザー